あらすじ
気が付けば、
勾配の急なコンクリートの壁に背を預けている
という絶望的状況。
「何故こんなところに?」
「この女性は?」
手掛かりもなければ事実も分かりません。
ただ、分かるのは、身体の摩擦が
自分の命を握っているということだけ。
『CURVE』とは
映画好きな方は、最近Twitterのタイムラインでよく見かけますよね。
そもそもこの短編映画、オーストラリアの映像作家ティム・イーガン監督によって2016年に公開された作品なんです。
何故いまこのタイミングで!?と思う気持ちもありますが、
時代や場所を選ばないのが映画の醍醐味とも言えますよね。
息遣いや音のみで表現されており、一言も言葉はありません。
イヤホンを手に取り、ぜひ一度ご覧になってみて下さい。
動画リンク
下記のリンクより視聴できます。
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以下は、
視聴した人向けの
個人的な考察
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考察
「カーブ 映画 考察」で検索をしてみるとよく見かけるのが、
”中絶や出産のメタファー”
”事故にあって臨死体験をしている”
…映像を振り返ってみます。
・冒頭の波の音
波の音は、母親の胎内の音に似ていると言われております。波の音を聴くことで、赤ちゃんは母親の胎内回帰をしたような安心感を覚えて眠りにつきやすいそうです。
この世とあの世を分ける「三途の川」…?
・腕だけではなく、頭にも見える怪我
・どうしても体勢を整えられない左足
ハンドルに頭をぶつけた、交通事故の痕?
現実世界では交通事故で左足を怪我しているので上手く動かせない…?
・子宮をモチーフにしたような坂
・増えていく手の血痕
自分より先に落ちた人がいる?
徐々に増えていく血痕。
何かを察したような女性の表情。
(先に取り出された、産まれるはずだった兄弟…?)
交通事故にあって、助からなかった自分以外の人…?
(自分の過失で殺してしまった人)
・突然振り始める雨
羊水や破水…?
個人的には、コンクリートという灰色の壁は、出産というおめでたいイメージに結び付かなかったです。
事実はどうであれ、なるほどなーと納得してしまう解釈と描写でした。
映画のコンセプト
ティム・イーガン監督は、
「シンプルに恐怖を感じるもの」
「生存本能を刺激する」
ことにこだわったそうで、解釈や結末は観る者に委ねられているとも言えます。
「女性は助かった!」という解釈が、監督は好きだそうです…笑
以上、らいとぶらいとの映画紹介でしたー!
助けて、アルプス・アイベックス!
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