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【ネタバレあり】映画『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』あらすじ解説と衝撃の結末

 

 

あらすじ

幼少期に弟を山で失った敬太。失踪者捜索ボランティアをするようになった敬太は、弟がいなくなった瞬間が映ったビデオテープを手に入れる。

 

予告

映画『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』予告映像【2025年1月24日(金)公開】

 

 

 

ここから先は映画『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』のネタバレを含みます。
視聴後の閲覧を推奨します。

 

 

 

行方不明者の捜索ボランティア

ミッシング・チャイルド・ビデオテープ】 | 第37回東京国際映画祭

6歳の松島翔平は群馬県宗谷山の林道で行方不明になり、3km離れた川の近くで、失踪した人間を探すボランティアをしていた兒玉敬太に発見される。敬太が身に付けていた熊除けの鈴が気になっていた翔平に、敬太は「あ、熊除けの鈴だよこれ」と話すと翔平は「あくまよけのすず?」と聞き間違える。抱き抱えると、安心したのか翔平は「にいちゃん…」と声を漏らす。その言葉に思うところがあったのか敬太は表情が曇るのだった。

 


母親から送られてきた荷物

ミッシング・チャイルド・ビデオテープ – アップリンク京都

松島翔平が見つかったというニュースを見ている同居人の天野 司。そこに敬太が帰ってくる。敬太宛の荷物が届いており、母親からのようだ。ベルト、メガネ、ビデオテープなど内容物を一通り確認した後、押入れに荷物をしまい込む。無数のダンボールが積まれており、今回が初めてではないことが分かる。敬太はビデオテープが気になるのか家にビデオデッキがあったかどうか確認する。

 

新聞記者の久住

ミッシング・チャイルド・ビデオテープ - 鶴岡市のミニシアター「まちなかキネマ(まちキネ)」

帰ってきた敬太とは反対に職場に向かう司。そこに女性が入れ違いで訪ねてくる。どうやらその女性が自分の後を付けてきているようで司は気付いたようだ。その女性は、新聞記者の久住美琴で、敬太に取材がしたかったようだが訪ねても返事がないため同居人だと思われる司を付けてきたらしい。「敬太のことは何も協力できないが、あなたがストーカーだと思っているもの多分違います。俺視えちゃうんです。こうやって詮索されるの嫌なもんでしょ」と伝えてその場を去る。司は霊感があるようだ。

 

 

ビデオテープ

弟が失踪する瞬間を捉えた“禁断のビデオテープ”『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』本編映像 | 新着ニュース | BANGER!!!(バンガー)  映画愛、爆発!!!

敬太は司に、小学生の時に弟が失踪していたことを告げ、一緒にビデオテープを見て欲しいと伝える。内容は以下の通り。弟の日向が父親とキャッチボールをしている様子を2階の窓から不満そうに見ている敬太。母親から一緒にキャッチボールをしたら?と言われて不満そうだ。場面は変わり森を歩いている敬太。日向が付いてきているが敬太は邪険に扱う。敬太は日向を疎ましく思っていたことも忘れ、かくれんぼをしようと提案する。日向は「ぷよぷよがいるよ。みえないの?かくれんぼいやだ」と断るが、無理矢理かくれんぼが始まる。行き止まりのはずだが日向は見つからず、焦る敬太が探し回っている所でビデオテープは終わる。敬太は山を降りた後、母親と父親に警察を呼んでもらったがいくら捜索してもあの廃墟は見つからなかったらしい。敬太は司にこのビデオテープに何かを感じるか尋ねると、司は「捨てるなり燃やすなりした方がいい」と語る。敬太のお母さんの意図が分からない司は困惑するのだった。 

 


司と久住

ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」場面写真 - 新年から不穏…ホラー映画「ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」何かがおかしい年賀状  [画像・動画ギャラリー 3/12] - 映画ナタリー

記者の久住が再び司を訪ねてくる。久住は「兒玉敬太さんのお父さんから息子をよろしくお願いしますって電話がありました。勝手に教えたんですか?」と怒っている。「敬太のお父さん去年亡くなってるのでうちに遺骨ありますけど…」と司が伝える。なんとも言えない空気に包まれるのだった。

一方その頃、敬太は職場で子供を探す母親を心配そうに見つめる。もし、見つからなかったら…とトラウマを引き摺っているのが分かる。子供は無事見つかるが、敬太はその姿をじっと見つめるのだった。

場面は再び久住と司。敬太へのインタビューが難航しているので代わりに司に話を聞くことに。司は霊を怖いと思ったことはないらしい。司は久住を認め、敬太にインタビューしてもいいか聞くだけ聞いてみますと伝え、明日会う約束をして別れた。

 


敬太の決意

ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』静かな会話、静かな音楽と共に“人が消える山”へと向かう本編映像初解禁! | CINEMA FACTORY

司が帰宅すると、敬太が何やら荷物の準備をしている。母親に直接ってもうこういうことは全部終わりにしたいと打ち明ける。心配になった司は同行することにした。

約束の翌日、久住は司の職場を訪ねるが司は休んでいる。「13年前弟が失踪した若者が今回失踪した子供を救助した」という記事を早く完成させなければ、同業に嗅ぎつけられるよと上司の塚本から急かされる。

敬太の自宅に到着した2人。2階から嫌な雰囲気を感じ取った司は1階で待機。敬太が2階に上がるがそこに母親の姿はなかったようだ。敬太は日向が失踪した後もまるでそこに日向がいるように毎年家族で日向の誕生日会をさせられていたことを語った。「きっと父さんと母さんは俺が日向を殺したと思ってた」と言う敬太に「そんなことあるわけないよ」と司が声を荒げる。突然山に少しだけ登りたいと言い出した敬太に司は嫌々付いていくことになった。山で一瞬日向の背中を見た気がした敬太は追い掛けるが、そこには無数の骨壷が埋められていた。

 

曰く付きの山①

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警察に通報した敬太と司は警察署で事情聴取を受ける。警察も「罰当たりなことですね。でも、あの山は…」と言葉を濁す。13年前の失踪事件のことを14年前と言った警察に対して敬太は13年前だと訂正する。

久住は摩白山での失踪事件や事故を探っているようだ。上司の塚本も過去にあの山で大学山岳部の集団失踪事件があった際に調査していたようで、警察から内緒でテープレコーダーを譲ってもらっていた。山の中に廃墟を見つけた後、廃墟の中に入っていく瞬間そこでテープレコーダーが突然切れる。あんな小さな山で遺体すら見つからないことがおかしいと塚本は言う。

 

 

曰く付きの山②

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遅くなったので近くの旅館に泊まることにした敬太と司。旅館の女将の息子から摩白山の話を聞くことができた。「ひいばあちゃんが子供の頃、子供たちが寝静まったあと大人が山に向かうのは楽しいことがあるのだと思っていたが実際は遺骨を捨てたりしていたらしい。そして、ひいばあちゃんが中学生の頃、初めて生理になった時に汚れた下着を山に捨てに行ったら生理が来なくなった。その話をしていた時のひいばあちゃんの笑顔が忘れられない。じゃあばあちゃんは一体誰を産んで、俺はばあちゃんの何なんだろうって怖くなる」と語った。

司はこっそり旅館を抜け出して久住とコンタクトを取り、山岳部失踪事件のことを知る。もう一度敬太の実家に行くという司。久住も後ほど合流することになった。

敬太の実家の2階で母親の自殺死体を見つける司。一方、旅館にいる敬太の前に母親の亡霊らしきものが現れ、「日向を見つけてあげて」と言う。父親の遺骨が入った骨壷が突然ひび割れる。旅館にやってきた久住と初めて対面した敬太。山岳部のレコーダーを聴きながら目印通りに向かえば廃墟にたどり着けるのではないかと久住が提案する。そこに司から連絡が入る。「敬太は亡くなっている母親が見えていなかった。あの山はおかしい。山に敬太を入れてはいけない」と司が言うが、久住の耳には「あの山に向かってくれ」と聞こえる。

実際に廃墟にたどり着いてしまう敬太。車で待つ久住の前に司が現れ、司と久住は敬太を追う。

 

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真実

ミッシング・チャイルド・ビデオテープ | 改・ぶろぐじゃんきぃ。

敬太の声を聞いた司は廃墟の2階へと向かう。久住は何かに手を引っ張られ動けなくなる。日向を見つけ嬉しそうな敬太の前で司は「そいつは日向君じゃない。ずっと言えなかったけど、日向君はいつも文敬太の隣にいた」と衝撃の真実を語る。司だけ敬太と日向の当時のかくれんぼを追憶し階段下で死んでいる日向を見つけてしまう。そこに現在のタイムラインで階段下にやってきた敬太と司が何故か目が合う。敬太は日向の死亡した場所で遺品を見つけ泣き叫ぶ。

司が誰かに撮られているようなビデオテープの映像視点になり失踪する。

3ヶ月後。久住は司が失踪した後も事件を追っている様だが背後から視線を感じた。

旅館の息子も山で誰かの視線を感じる。

敬太はマンションに帰ってきたが、背後から何かを感じ取り「司…?」と振り向くが、敬太も誰かに撮られている様なビデオテープの映像になり終幕。

 

監督はどうとも取れるように表現しているようではっきりとした結末を望む視聴者からは不満がありそうな内容でした。でも、私は超常現象や神隠しの類って人間に理解できないくらいの塩梅でもいいのかなって思えました。個人的な考察は後日上げようと思います。

 

追記:

25/08/03

考察記事アップしました!

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以上。

 

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