
ウォーレン夫妻
“最後”の戦いが描く
愛と継承
- はじめに:シリーズ完結編『死霊館 最後の儀式』とは?
- 個人的予習科目(観るとより楽しめるが観なくても楽しめる)
- 予告
- 感想
- 『死霊館 最後の儀式』のあらすじ(ネタバレあり)
- クライマックス:鏡を破壊する“最後の儀式”
- 結末とラストの意味
- 考察:『死霊館 最後の儀式』が描いた3つのテーマ
- まとめ:シリーズの終焉と新たな希望
- 元ネタ(実話):スマール家のポルターガイスト事件とは?
はじめに:シリーズ完結編『死霊館 最後の儀式』とは?
2025年に公開された映画『死霊館 最後の儀式(The Conjuring: Last Rites)』は、実在の心霊研究家エド&ロレイン・ウォーレン夫妻を描くホラーシリーズの集大成だ。シリーズ最終章として夫妻の「最後の儀式(Last Rites)」となる戦いを描き、テーマは家族の絆・信仰・霊的な継承である。特に本作では、ウォーレン夫妻の娘ジュディが物語の中心に据えられ、彼女が引き継ぐ「霊的感受性」が重要なカギを握る。
個人的予習科目(観るとより楽しめるが観なくても楽しめる)
予告
感想
『#死霊館 #最後の儀式』
— らいとぶらいと・スパロウ (@lightbright0817) 2025年10月18日
作品同士繋がりがあるのにどこから観ても楽しめる。つまり何が言いたいかというと今すぐ観に行きましょう。ホラー映画は「怪奇現象にどう調理されるか」を描く作品が多い中、死霊館では「人間讃歌」「夫婦愛」「家族愛」が描かれます。ずっと泣いていた。#死霊館これで最後 pic.twitter.com/xo1sXyHMPj
未視聴の方は視聴後の閲覧を推奨します。
『死霊館 最後の儀式』のあらすじ(ネタバレあり)
第一幕:過去に封じられた“呪いの鏡”
物語は、若きエドとロレインがアンティークの「呪いの鏡」を調査する回想から始まる。儀式の最中、鏡に宿る何かがロレインに干渉し、妊娠していた彼女は1ヶ月も早く出産する。死産を乗り越え息を吹き返した娘ジュディが“霊を見る力”を受け継ぐ伏線がここで描かれる。
第二幕:1986年、スマール家を襲う怪異
時代は1986年。ペンシルベニア州で暮らすスマール家の家に骨董品店から購入した「呪いの鏡」が舞い込んだことで説明不能な現象が発生する。照明が落ち、家具が動き、家族の一人が豹変するなど危険な状況に。ウォーレン夫妻は半引退状態だったが、娘ジュディが「誰かが鏡を覗いている」ヴィジョンを見たことで再び現場へ向かう。
「呪いの鏡」を早々に捨てようとするという選択肢は他のホラー映画なら適切な選択と思いがちだけど、エドの「破壊しようとするとかえって危険なことになることもある」という台詞の意味を思い知りました
第三幕:鏡に宿る“復讐の悪”
夫妻の調査により、スマール家に持ち込まれた古い鏡が、かつてエドとロレインが封印した“呪いの鏡”であることが判明する。鏡は過去の儀式で封じた悪意を再び顕現させ、今回の標的はウォーレン家の娘ジュディだった。悪霊は家族の絆を逆手に取り、エドに幻覚を見せ、ジュディの心を分断しようとする。
クライマックス:鏡を破壊する“最後の儀式”
ロレインはこれまでジュディに「その力を閉ざしなさい」と愛おしい娘を守るため教えてきたが、最後の戦いで方針を変えた。ジュディを戦いから遠ざけず家族3人で戦うことを決意したのだ。
「あなたの力を恐れないで。光として受け入れなさい。」
ジュディとロレインの力が共鳴し、鏡の中に映る“悪”と対峙。エドは心臓の持病を押して娘を守り、三人の愛と信念が鏡を粉々に破壊する。破片はウォーレン夫妻の“アーティファクト・ルーム(死霊博物館)”に封印され、長き戦いは幕を閉じた。
結末とラストの意味
事件解決後、スマール家は平穏を取り戻した。ジュディは婚礼を迎える準備を進め、エドが娘とバージンロードを歩くシーンで物語は終わります。老いたエドとロレインが互いに微笑み合う姿は、“最後の儀式”=人生の最終章を象徴している。
この結末は、シリーズを通じて繰り返されるメッセージを集約している――悪と戦う力は儀式だけでなく、家族の愛にこそあるということだ。
考察:『死霊館 最後の儀式』が描いた3つのテーマ
継承 ― ロレインからジュディへ
ジュディの存在はシリーズで初めて“次世代のウォーレン”を描く試み。母が封印してきた力を娘が受け入れることで、物語は昇華する。
贖罪 ― エドの老いと恐れ
エドは心臓の病と過去の後悔(鏡を断ち切れなかったこと)を抱えている。再挑戦としての最後の戦いは、彼にとって信仰と愛の再確認でもあった。
家族 ― 信仰ではなく愛が悪を断つ
本作は教義や形式的な儀式よりも、家族の絆が呪いを終わらせる原動力であることを強調している。シリーズ全体の総括としての役割を果たした。
まとめ:シリーズの終焉と新たな希望
『死霊館 最後の儀式』は単なるホラーではなく、“信仰と愛の最終章”である。ウォーレン夫妻の物語はここでひと区切りとなるが、その遺志は娘ジュディに受け継がれ、恐怖を超えた祈りとして観る者の心に残る。
元ネタ(実話):スマール家のポルターガイスト事件とは?
本作の題材になったのは、実際にアメリカ・ペンシルベニア州で起きたスマール家のポルターガイスト事件だ。1980年代半ば、ジャック&ジャネット・スマール夫妻の自宅で起きたとされる不可解な現象は全米の注目を集めた。
スマール夫妻の証言によれば、以下のような現象が長期間続いたとされる:
- 壁の中から呻き声が聞こえる
- 悪臭が漂う
- 影のような存在に体を掴まれる感覚
- 家族全員が類似した悪夢を共有する
この事件を調査したのが実在の超常研究家、エド&ロレイン・ウォーレン夫妻だ。夫妻は「悪魔的存在による憑依」と判断し、複数回にわたる浄化や儀式を行ったとされている。後にこの事件はテレビ映画化(例:1991年の『The Haunted』)もされた。
『死霊館 最後の儀式』はこの史実をベースにしつつ、フィクションとしてジュディの継承やウォーレン夫妻の個人的ドラマを絡めることで、映画的な物語に再構築している。
『死霊館 最後の儀式』予告のこれ怖過ぎる pic.twitter.com/k67geE8EC2
— らいとぶらいと・スパロウ (@lightbright0817) 2025年10月18日
以上。
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