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映画『プラダを着た悪魔』ネタバレ解説|ミランダが最後に笑った理由とアンディの選択

「こんな仕事、絶対に続けられない」

そう感じながらも、必死に食らいつく主人公アンディの姿に、多くの人が共感した映画『プラダを着た悪魔』。

華やかなファッション業界を舞台にした作品として知られていますが、本作の本質は単なるシンデレラストーリーではありません。

仕事に何を求めるのか。成功のために何を犠牲にするのか。自分らしい生き方とは何か。

2006年の公開から20年近く経った今も愛され続ける理由は、誰もが一度は直面する「働き方」と「人生の選択」を描いているからです。

この記事では、『プラダを着た悪魔』のあらすじをラストまで詳しく解説するとともに、ミランダが最後に見せた笑顔の意味や、原作小説との違いについて考察します。

 

 

作品情報

項目 内容
作品名 プラダを着た悪魔
公開年 2006年
監督 デヴィッド・フランケル
出演 メリル・ストリープ、アン・ハサウェイ、エミリー・ブラント、スタンリー・トゥッチ
ジャンル ドラマ、コメディ
上映時間 109分
製作 アメリカ

 

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『プラダを着た悪魔』のあらすじ

ジャーナリスト志望のアンディ・サックスは、世界的ファッション誌「ランウェイ」の編集長ミランダ・プリーストリーのアシスタントとして働くことになります。

ファッションに興味のないアンディでしたが、「1年耐えれば、どんな出版社にも転職できる」という言葉を信じ、過酷な職場へ飛び込みます。

しかし、ミランダの要求は常識外れなものばかり。理不尽な指示と長時間労働に翻弄されながらも、アンディは次第に仕事への自信と成功を手にしていきます。

一方で、恋人ネイトや友人たちとの関係は少しずつすれ違っていくのでした。

『プラダを着た悪魔』の詳しいあらすじ【ネタバレ】

ファッション誌「ランウェイ」で働き始めたアンディ

大学を卒業したアンディは、記者になる夢を叶えるため就職活動を続けていました。

そんな中、世界中のファッション業界に絶大な影響力を持つ「ランウェイ」の編集長ミランダの第二アシスタントとして採用されます。

先輩アシスタントのエミリーは、ファッションに無関心なアンディを見下し、職場には常に緊張感が漂っていました。

理不尽な要求に振り回される毎日

ミランダは、数分単位で予定を変更し、無理難題を次々と押しつけます。

未発売の原稿を入手するよう命じたり、突発的な用事で深夜に呼び出したりすることも日常茶飯事でした。

失敗を繰り返すアンディでしたが、アートディレクターのナイジェルの助言を受け、自分自身を変える決意をします。

変化したアンディと失われていく日常

ファッションを学び、洗練されたスタイルへと変わっていくアンディ。

仕事ぶりも認められ、ミランダからの信頼を獲得していきます。

しかしその一方で、恋人ネイトとの約束は守れなくなり、友人たちとの時間も減少。

アンディは成功と引き換えに、大切な人たちとの距離を広げてしまいます。

パリで知ったミランダの本当の姿

ミランダは、パリ・ファッションウィークへの同行者として、本来同行予定だったエミリーではなくアンディを選びます。

ショックを受けるエミリーを残し、アンディはパリへ向かいます。

現地でアンディは、ミランダが夫との離婚問題を抱えながらも、強い立場を守るため孤独に戦っていることを知ります。

さらに、ミランダは自身の地位を守るため、長年支えてくれたナイジェルを犠牲にしてしまいます。

その姿を目の当たりにしたアンディは、自分も同じ人間になりつつあることに気づくのでした。

アンディが選んだ人生

アンディは携帯電話を噴水へ投げ捨て、ミランダのもとを去ります。

その後、新聞社の面接を受けたアンディは、ミランダからの推薦によって採用されます。

街中で再会した2人。

アンディが笑顔で手を振ると、ミランダは一度は無表情を保ちながらも、車内で小さく微笑むのでした。

ミランダが最後に笑った理由を考察

ラストシーンの笑顔には、複数の意味が込められています。

1つ目は、アンディが自分と同じ道を選ばなかったことへの安堵です。

ミランダは成功を手にする一方で、多くのものを犠牲にしてきました。アンディには同じ人生を歩んでほしくないという思いがあったのかもしれません。

2つ目は、自分の若い頃を重ねていた可能性です。

聡明で努力家でありながら、自分らしさを失いかけたアンディの姿は、かつてのミランダそのものだったのでしょう。

そして3つ目は、アンディが自分の意思で決断したことへの敬意です。

ミランダが本当に評価していたのは、ファッションセンスではなく、自ら考え行動する強さだったのです。

アンディの選択は正しかったのか

アンディは夢を諦めたわけではありません。

彼女は成功そのものを否定したのではなく、「自分が本当に望む成功の形」を選び直しました。

本作が多くの人の共感を呼ぶのは、誰もが仕事とプライベートのバランスに悩みながら生きているからです。

だからこそ、『プラダを着た悪魔』はファッション映画ではなく、人生の選択を描いた物語として愛され続けているのです。

原作小説との違い

映画の原作は、ローレン・ワイズバーガーによる同名小説です。

原作ではアンディの内面描写がより詳細に描かれており、仕事に対する葛藤やストレスが色濃く表現されています。

また、恋人ネイトとの関係性や友人たちとのエピソードも映画以上に掘り下げられています。

映画版はエンターテインメント性を重視してテンポよく再構成されていますが、原作では「理想のキャリアとは何か」というテーマがより深く描かれています。

映画を楽しんだ人は、原作を読むことでアンディやミランダの心情をさらに理解できるはずです。

『プラダを着た悪魔』は今なお色あせない傑作

『プラダを着た悪魔』は、華やかなファッション業界を舞台にしながら、仕事と人生の選択という普遍的なテーマを描いた作品です。

ミランダの厳しさには賛否がありますが、その裏には責任ある立場だからこその孤独がありました。

そしてアンディは、成功だけを追い求めるのではなく、自分らしい生き方を選びます。

ラストシーンでミランダが見せた小さな笑顔は、アンディへの敬意と、自分には選べなかった人生への憧れが込められていたのかもしれません。

『プラダを着た悪魔2』を見る前に押さえておきたいポイント

続編の公開によって、再び注目を集めている『プラダを着た悪魔』。1作目を久しぶりに見返す人や、これから初めて鑑賞する人は、ラストまでに描かれた重要なポイントを整理しておこう。

まず覚えておきたいのは、アンディとミランダの関係性だ。

当初、アンディはファッション業界にまったく興味がなく、ミランダの厳しい要求に戸惑うばかりだった。しかし、仕事を通じて成長するなかで、アンディはミランダの能力や責任の重さを理解するようになる。

一方のミランダも、単なる部下としてではなく、自分と同じ資質を持つ存在としてアンディを認めていく。

物語の大きな転機となるのが、パリでの出来事だ。

ミランダは自身の地位を守るため、長年の協力者であるナイジェルを犠牲にする決断を下す。その姿を目の当たりにしたアンディは、成功のために大切なものを失う生き方に疑問を抱き、自分の意思で「ランウェイ」を去ることを選んだ。

ラストシーンでミランダが見せた小さな笑顔は、アンディが自分らしい人生を選んだことへの敬意を表しているとも解釈できる。

また、第一アシスタントのエミリーも見逃せない存在だ。アンディと衝突を繰り返しながらも、最後には新たなキャリアへ進むきっかけをつかんでいる。

続編では、アンディ、ミランダ、エミリーの関係性がどのように変化しているのかが大きな見どころになるだろう。

『プラダを着た悪魔』は、華やかなファッション映画ではなく、「仕事で成功すること」と「自分らしく生きること」の間で揺れ動く人々を描いた物語だ。

1作目のテーマを理解しておくことで、続編をより深く楽しめるはずである。

※『プラダを着た悪魔2』の最新情報や前作との繋がりについては、別記事で詳しく解説している。

 

以上。

 

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