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TENETテネットを理解する上で重要な3つのワード ※ネタバレあり

 

引用元:映画『TENET テネット』30秒予告

 

まだ『TENET』を観ていない方は…

 

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※2022年7月の配信状況になります。

最新の状況は各配信サイトをご確認下さい。

 

"TENET"

f:id:lightbright:20200922234952j:plain引用元:映画『TENET テネット』30秒予告

 

作中では、「黄昏に生きる」「宵に友なし」が特殊部隊の合言葉だったように、"逆行"について知る者同士で使われたTENETという言葉とジェスチャー。

そもそもTENETという言葉は、「SATOR AREPO TENET OPERA ROTAS(農夫のアレポ氏は馬鋤きを曳いて仕事をする)」というラテン語の回文が元になっています。

結局TENETが何なのかについて語られることはなかったのですが、主人公が未来で結成することになる組織の名前ではないのかなと個人的に思いました。

 

SATOR…今作の悪役である武器商人アンドレイ・セイター。

AREPO…ゴヤの贋作を描いた画家トマス・アレポ。

TENET???

OPERAテロ事件の現場になったキエフのオペラハウス。

ROTAS…オスロ空港の金庫管理会社ロータス。

 

回文なので右から読んでも左から読んでも同じなのは勿論、上記のように、四角に組むと縦から読んでも同じになることが分かります。劇中にも使われている言葉ですね。

 

"未来人"

f:id:lightbright:20200923122722j:plain引用元:映画『TENET テネット』スペシャル予告

 

①目的

物語が進むにつれ、敵は武器商人セイターと未来人であることが分かります。

セイターは末期ガンの為、余命幾ばくもない状況であり、自分の死と共に世界を終わらせたいと願います。

また、未来人は、過去の人間を抹殺したいと考えている為、利害が一致しているのです。

未来人は何故過去の人間を抹殺したいのでしょうか?

劇中の用語を使い、説明します。

 

②理由

未来の地球は環境破壊が原因で人が住めなくなる一歩手前です。

その為、未来人は過去の地球に移住したいと考えました。

しかし、移住するにあたって3つの問題が発生しました。

 

③問題

未来人が過去の地球に移住する為には、逆行する必要があります。

しかし、逆行した場合、呼吸が出来なくなったりする等の問題が発生します。

その問題を解決する為に、未来人によって"アルゴリズム"が開発されました。

("アルゴリズム"は9つの部品で構成されており、"プルトニウム241"もその部品の一つです)。

"アルゴリズム"によって、過去の地球を逆行状態にして、未来人にとって順行にしてしまおうというわけです。

また、過去の人類を滅亡させた場合、子孫である未来人も滅亡してしまうのではないか("祖父殺しのパラドックス")

この問題に関しては、なるようにしかならない!生き残るかも!という一筋の希望に賭けています(怖すぎ)。

過去の人類も未来人も生き残るのに必死という訳ですね。

最後に、"アルゴリズム"を開発した科学者が悪用を恐れた為、逆行を用い、"アルゴリズム"を分解した状態で過去の時代に隠しましたそのパーツの奪い合いが行われたのです。

"ニール"

f:id:lightbright:20200923122003j:plain引用元:映画『TENET テネット』スペシャル予告

 

主人公が、インドの武器商人サンジェイ・シンに近付こうとした時、協力する為に現れた同じく組織の人間であるニール。

彼には沢山の謎が残っており、ネットでも様々な憶測が囁かれています。

 

①オペラハウスで主人公を助けたのはニール

逆行する銃弾に命を救われた主人公。リュックにはトレードマークのオレンジの紐。

クライマックスシーンとエンディングで目にしましたよね。

 

②彼を待つ死

クライマックスシーンで突然起き上がった地下施設の死体。突然開く錠の掛かったドア。

それらは全てニールが逆行して行ったものでした。

エンディングの後、直ぐにクライマックスシーンに向かうかどうかは分かりませんが、最後に待つのは、主人公を庇い頭を撃たれるという事実です。

ピンチから救ってくれたのはいつも彼でした。

 

③主人公の任務中の飲み物を知っている

任務中の飲み物はアルコールやサイダーではなく、ダイエットコーラだと知っていましたよね。彼の口ぶりから仲が良かったことが窺えます。

結末を知ると、組織のボスである主人公から依頼を受けて過去にやってきたエージェントだったことが分かりますが、果たして本当にそれだけなんでしょうか。

私は、組織の上司と部下、友達、親友、それらの垣根を超えた"何か"を感じ取りました。

主人公は、"アルゴリズム"について知り過ぎているキャットの暗殺を目論むプリヤとその手下を殺害することになりましたが、その後キャットと親密になるのであれば、キャットの息子マックスは、彼にとって当然義理の息子になりますよね。

マックスは英語でMaximilian(マクシミリアン)。

反対から読むとNail(ネール)になります。

別れる時、ネールは、主人公に、「この別れで友情が終わる」と告げました。

友情ではなく家族愛に変わる(戻る)というわけでしょうか(あくまで憶測です)。 

 

以上、重要な3つのワードの解説を終わります。

お読み頂きありがとうございましたー!(▰☌ᴗ☌▰)ノシ

 

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